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日本近代史を見直す 鈴木荘一
日中戦争三国志;中共が漁夫の利を得た
「日中戦争とは中国共産党と蒋介石と日本との三者三つ巴の戦いであり、陰謀あり、工作あり、ありとあらゆる権謀術数が蠢いていた。その意味で、これは「三国志」ともいうべき壮大なドラマだった。
蒋介石軍と日本軍は激しく戦った長期戦のおかげで疲弊を深め、最終的には、形勢を観望し戦力を温存していた中国共産党軍が国共内戦で蒋介石軍を破り、勝利者となったのであった。

【目次】
ワシントン体制が軽視したソ連誕生という脅威
第一部 ワシントン体制の欠陥
ワシントン体制という国際協調路線
世界恐慌で生じた諸国民の分断
満州国の建国
第二部 コミンテルンが起こした盧溝橋事件とドイツが仕組んだ日中戦争
コミンテルンが起こした盧溝橋事件
再軍備に取り組むドイツが仕組んだ上海戦
第三部 日中戦争への深入り
支那へ深入りして満州が手薄になる
第二次世界大戦への不介入方針
第四部 無謀なる太平洋戦争
日独伊三国同盟という最悪の選択
東條陸相が支那撤兵を拒否して日米開戦
遅れた降伏
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